ウメが去る
6/28(火)
東京より妻の母来る。我々が不在の間、猫の世話をお願いした。糖尿病のウメちゃんは朝晩2回のインシュリン注射が必要なため、そのやり方を伝える。
6/29(水)
午前中いっぱいかけて、昨日に続いて猫の世話のあれこれを伝える。
午後、中央道経由で都内へ。妻の母の居宅に泊まる。
6/30(木)
朝から妻の父の暮らしぶりを確認するため、包括支援センターの方と行く。
掃除も炊事もしっかりやっておられた。ただ先々のことを考え任意後見制度の
話しをする。
昼頃、ウメの様子がおかしいと連絡があり、妻と対策を考える。
点滴が必要ならば?明日の早朝にここを発ち、動物病院で点滴セットをもらう
プランはどうか。いや、隣村の獣医師に往診してもらう方がよいか。
経過報告を待ちつつ対応策を考える。
豊島区に移動し、夜は小中学校の同級会に行く。
7/1(金)
朝の時点で容体は良くないという。妻は上野発の新幹線で先に帰る。
帰還までの間に隣村の獣医師が往診してくれる。
私はさいたま市の実家に行き、夜に帰る。
途中妻からの報告。獣医師によれば内臓の機能が低下しており、如何とも
しがたいと。点滴と栄養剤を施してくれた由。
22時帰宅。ウメは看取り段階に入ったと理解する
7/2(土)
妻の母、東京に帰る。まさかこんな決定的な時期にお世話を願うことになるとは
予想もしていなかった。遠隔での指示によく対応していただいた。感謝。
ウメは腹ばいに寝そべって、風呂場の床や流しの上などに置いた、水を満たした
洗面器やボールに顎を乗せるようにしている。でも水を飲むわけではない。
そういえば数年前に亡くなった大雄猫アイも、死線期に雪解け水の流れる小水路に
何度も行きたがっていた。
7/3(日)
朝から自宅で仕事。ウメは風呂場と台所、テレビの下の水飲み場の三か所を
たまに移動しつつ、浅い呼吸をしている。撫でれば体温が低い。毛並みにも
疲労感が出ている。
それでもよろよろとトイレに向かう。力むが少しの丸い大便が出るだけだ。
18:30 ウメはまだ生きている。
20:50 妻の帰りを待ったかのようにウメは死んだ。