花火

 さて、コバヤシ夫妻と横浜港花火大会に行くことになった。
今にして思えば、もっと用意周到でなくてはならなかったし、そうでないのなら
行かない方が良かった、とすら言える。
 関内駅に15:45に集合した4人は、大桟橋たもとのスカンディア隣の地中海
料理店『杉の木』に入りパエリヤを食いつつワインを飲み、フラフラになって近くの
公園に行ったがそこからは花火は見えない。大桟橋と山下公園は既に入場制限がかかって
おり、あぶれた群衆は難民のように右往左往するのだが、人が多すぎて右往左往もままならぬ。

 結局、ガソリンスタンド前の路上で座り込んだものの、やはり花火の上がる空は良く見えない。
角度で10°〜20°ってとこだ。

 今書いていてもあの夜の暑苦しさと疲労感が蘇ってくる。
花火が終わった後の、関内までの道のりが異常に遠い。

 失った体力は翌日午前中まで回復することは無かった。