妻さんとの会話によって明らかになった新事実(たいしたことではない)

 私はかねがね、鉄道の駅に設置されたトイレの使用状態が気に入らなかった。
特に、個室の中はタバコの吸い殻やポケットティッシュの袋、さらには便器外に付着した
スカトロ的物質など、使用者マナーの欠如を物語る状況を見るに付け、心を痛めておった。

「あなたたちは、自宅の便所がこのように汚染されたらどう思うか!答えよ!」と難詰し、
自己中心的な言説を弄するようであったら、顔面に往復ビンタを喰らわせてから足払いを
かけて倒し、丹念にケリ飛ばしたい(by中島義道)と考えるほどに怒っていた。

 そして、こうした「不適切な便所使用」を行うのは男性のみであると思っていた。
なぜなら私は女子便所に入ったことが無いし観察しに行くことも出来ないので、漠然と
そう思っていた訳である。
 ところが、妻さんに「公共空間に設置された便所の、女性による使用状態」について聞いた
所、彼女は言った。
 「男子便所と同じだよ。汚いよ。」と。

 そうか、同じなのか。と新発見をしたような気分になったが、考えてみれば当たり前ですね。

 昨日に引き続き、小雨の中を浅草へ。結婚式をした浅草神社を眺め、私は会社へ。妻さんは
横浜に帰る。