作業とは何の関係も無い話だがテレビ業界の言葉について

 大して実績がある訳でもない傍流テレビ番組制作人であるところの私は、いわゆるテレビ業界
スラングというものが好きになれない、というか大嫌いだ。
 例としては

 ・いつでも挨拶は「おはようございます」
 ・スタジオのことを「ハコ」とか「小屋」と呼ぶ
 ・立ち入り禁止を称して「タチキリ」
 ・出演者が立つ場所をマークすることを「バミる」と言う
 ・邪魔な物をどかすことを「わらう」と言う


 などが挙げられる。「おはようございます」はともかくとして、それぞれの言葉にはそれなり
の成立した経緯もあるんでしょう。でも、どの言葉も括弧内のスラングを使わずとも、明快かつ
迅速に意図を伝えられるものばかりだ。
 これらをわざわざ置き換えて会話することに積極的な意味ってあるんですかね?排他的な
雰囲気を作って仲間内でまとまりたいのか?
 
 テレビ業界のスラングには以前書いた「分かる人には分かる」と同類のイヤらしさを感じるのだ。