食品表示関係の資料をさがしに池袋ジュンク堂へ。
本来の目的はぜんぜん達成されなかったのだが、紀田順一郎
「日本語大博物館―悪魔の文字と闘った人々」を購入。

 文庫なのだが、図版が多いせいか1575円と高値だ。

 内容は…

 明治の幕開けは、欧米の言葉にくらべて複雑で難解な日本語を、簡潔な言語・文字にし、効率的に
表記しようとする「近代化」への挑戦のはじまりでもあった。
日本語活字誕生秘話、活字文化の大衆化を支えた人々、苦闘の末に大事典をつくりあげた諸橋轍次
大槻文彦の偉業、漢字廃止・カナ文字運動の理想と現実、ガリ版文化の開花と衰退、写植の創造
に半生を傾けた男、そしてワープロの誕生…。埋もれた厖大な資料を掘り起こし、この100年の
日本語「近代化」に注がれた全情報の軌跡を追う、渾身の日本語探求図鑑。カラー図版多数。

 と。このレビューだと、私が嫌悪する「プロジェクトx」風のお話かな?と読みとれてしまうの
だが、そんなことはありません。非常に面白い。