■2月28日〜3月1日

ちょっと思うところあって、再びM県O市にゆく。
立ち寄った隣町の浜には座礁したフェリーが。

バラードの短編「溺れた巨人」を思わせる超現実的な風景。そういえば偉大な翻訳者の
浅倉久志も亡くなったのだ。ここ数年で、私がSFを読み出した頃によくなじんでいた作家や関係者が
立て続けに死んでるような気がする。

溺れた巨人 (創元SF文庫)

溺れた巨人 (創元SF文庫)


本来の目的地はO市のはずれにある人口200人程度の小集落。入り江一つが集落となっている。


防波堤で仕切られた湾の中でも、水は非常にきれいです。

よく見ると、水中には小魚の群がザワザワと泳いでます。

これはキビナゴらしい。目の細かいタモがあれば、たくさん掬えた筈。

この日はチリ大地震による津波警報が発令されていたので、避難指定場所の小学校
(10年ほど前に休校〜実態は廃校〜になった)に行ってみたが、避難している人はほぼ、いない。

ここは集落で最も高い場所にあるので、たどり着くには200段ほどの階段を登る必要がある。
集落は老人がほとんどなので、避難のために登ってくること自体がしんどいのだろうと思う。

小学校から下る階段の途中には猫が。

なんでM県O市に何度も通ってるかと言うと、こういう方面への商売替えをもくろんでいるからです。