猫のための小屋を作ろう!ということで木工を始めることにした。
私はこれまで、いいかげんなカヤックラック程度しか作ったことないんだけど、せっかく作るんだから良いものを作りたい。


1ヶ月くらいかけて参考になる構造や素材/加工方法をネットで探し、大体のプランが決まった。


以前のカヤックラックは単に角材を切って釘で打ち付ける、という簡単な接合方法だったが、今回は
大胆にも「ほぞ組み」をしてみることに。


で、「ほぞ組み」をするに当たっては、木材に四角い穴を空けるという作業が必須となる。
日曜大工界ではこの作業を手ノミで行うワケだが、結構難しそうだし時間もかかりそうなので手ノミ作戦は却下。
次善の策として考えたのが「角ノミ」の入手であった。が、しかし「角ノミ」は高い。ヤフーオークションでも
結構な値段が付くし、そのうえ重い(小型角ノミでも25kgくらい)。

だいいち、マトモなノコギリもカンナも持ってないのに、いきなり「角ノミ」を買うというのは順番的におかしい
気もする。


そこで色々と検討して買ったのが「トリマ」であった。9020円。これくらいなら日曜大工の範囲だろう。
「トリマ」は「角ノミ」とは違い、けっこう汎用性の高い電動工具らしいし。


でもって本日、猫小屋作りへの第一ステップとして、「ほぞ組み」の練習を行った。
家に余っていた不要の角材を使い、3方向の接合部分の加工をしてみる。いきなり本番用の素材とか使って失敗したらショックなので…。


とりあえず方眼紙に加工の寸法を書く。一回、エクセルで書いてみたんだが、所詮は表計算ソフトなので使い勝手
が悪かったのだ。やっぱ方眼紙の方がいいな。原寸で書けば現物合わせもしやすいし。


寸法を角材に移し、家の前でギコギコと切れ目を入れて…トリマで切削作業。
トリマ、驚くほどスムーズに切削できるし、貫通穴も容易に開けられる。がしかし、騒音と粉塵がひどい。
毎分3万という高速回転ツールなので、切削に入ると高周波の「キーン」という音が響くので、まわりの家にも
迷惑かも知れない。ううむ。

(中略)

で、寸法どおりに切削を終え、ちょっと組んでみる。

まるで測ったように(測ったのだが)ピタリと合わさった(ホゾ穴が適当なのは仕上げ前だからです)。
これで直交する2つの角材は組める手応えが得られた。あとはホゾ穴とホゾの加工なんだが、これにはやはり、
トリマに加えて手ノミが必要な感じ。


電動工具はやはり騒音が大きいので、切削関係の作業は榛名の山荘でやるべきなのかも知れない。