残念なことだが、骨折猫のオビは4月15日未明に息を引き取った。
骨折からの回復は順調だった筈だが、腎機能の低下が著しく、いつも水を欲する状態だった。


骨折にともない右前脚でのグルーミング(洗顔)が不行き届きとなり、少々くさいようになって
いたので入浴させたのだが、結果としてはこれが良くなかった。弱っていたオビの体力をさらに
消耗させ、急速に死に至らしめたのだと思う。


良かれと考えてやったことだが、もし風呂にさえ入れなければまだ生きながらえていたかもしれない、
と思うと、浅墓な判断が悔やまれる。

http://d.hatena.ne.jp/suwataku/20050826

オビとその姉(か妹)のハナは2005年8月に横浜・浅野学園の丘で捕まえた。
この時点で生後それほど経っていない子猫だったので、オビは12年間と8カ月くらい生きた。
すでにハナは三鷹のカミサン実家で亡くなっている。


室内猫の平均的な寿命は16年程度なので、短命といえば短命な二匹だったけど、病気のまま生きる
期間が短かったことは良かったのかも知れない。


スミレの如く小さな体に高い知性と面倒見の良さと愛嬌を備えていた、うちの猫たちの中の重鎮とも
言うべき女傑猫・オビ。さらば。