10月11日0時に村を出発。中央道、甲府南から南下し静岡方面へ。
7時頃に南伊豆町・弓ケ浜に到着。シーカヤックのお店サーフェイスに挨拶。
11時になるのを待って、近くの中華食堂・南京亭で昼食。15年以上前、この近辺でカヤックを
していた時に良く訪れたお店で、相変わらずの外観と相変わらずのおいしいラーメンとチャーハン。
西海岸を北上し、懐かしの松崎町へ。1998年にオープンした西伊豆コースタルカヤックスは以前の場所から移動し、西伊豆松崎あそび島に発展している。
何年ぶりか?少なくとも10年ぶりだろう。恐る恐る海へ。
以前ならまったく気にならなかった小波にビクビクしつつ湾内を漕いでゆく。
灯台を左に回れば楽しい岩場や洞窟に行けるけど、今日は諦めて隣の浜までの短距離にとどめる。
街中を歩く。海に至る河川や掘り込み式の舟溜りなど、変化に富んだ町並み。
以前は無かった津波避難タワーもある。東日本大震災以降に整備されたのだろう。
こちらも以前は無かったもの。伊豆文邸という無料休憩所で、昔の呉服商の家である。
手入れの行き届いた古民家で、隣には足湯もある。
地魚料理のお店さくらの刺身定食。相変わらずの圧倒的な量。
以前は軽く食べられたと思うんだけど、今となっては少々苦しい。おいしいんだけど。
松崎での宿は西伊豆コースタルカヤックスのクラブハウス。
今回はだれも泊まっていなかったけど、きっとシーズンの週末にはカヤッカー達で賑うのだろう。
98年当時は町内のアパート2階がクラブハウスで、のちに山よりの一軒家になった、そして今は
ここ。当時、週末のたびに一緒に漕いでいた皆さんは今どうしているんだろうか。
松崎町の良さは、やはり歩いて楽しいところだろう。入り組んだ路地の先に海があったりして。
猫にとっても暮らしやすい町のようだし。
夜に散歩をしていると、笛と太鼓の音がする。
集会所では三番叟の練習中。11月2日の「松崎祭り」に向けて
のことだという。
夜の街を歩いていると、こういう音が町のいたるところで聞こえてくる。
この後私は静岡市で妻と山下達郎のコンサートを見て、伊豆長岡で両親・兄と韮山反射炉を見て、
また松崎町に戻ってカヤックをピックアップして村に戻ったのだった。