雲見崎のてっぺんまで全力登攀

 車窓から見ると、海は昨日以上に荒れ模様だが、小雨は止んで時折陽も差す。風は
高く雲の流れる速度も速い。
 そんな海岸線沿いの道を南下し、たどり着いたのが雲見である。ここは松崎町
でも最南部に位置する集落であり、とんがり帽子のような岬、雲見崎が特徴的な地形
を生み出している。
 このとんがり帽子のてっぺんには浅間神社があり、そこまで30分ほどで登ること
ができる。が、えらい大変なんだよな。
http://watchizu.gsi.go.jp/cgi-bin/watchizu.cgi?id=52380555&slidex=1600&slidey=2000
 この25000図によると頂上は162m。取り付き場所は海抜10mくらいなの
で、正味150mほど垂直移動しなくてはならない。
 えんえん石段を上り続け、更に登山道ふうの道を辿ると岩峰先端部に行き着いた。
高所恐怖症の方にはお勧めできないような眺望が広がっているのだが、妻さんは疲労
困憊の様子。しばらく岩にもたれて休んでいる。

 天気晴朗なれども波高い沿岸を眺め、トンビの飛行を見て下る。