下らない漫画が大好きな私なのだが、下らなくない立派な漫画も好きなのだ。
という訳で坂口尚の短編集を購入。2500円と強気の価格設定なのだ。
 50年代SFの持つノスタルジアの香りを漫画で表現できた数少ない人。



 人に勧められて読み始めた「青空のルーレット」。
まだ読みかけなのだが、主人公たちの生業である「ビルの窓ふき」は、以前
私もやっていたことがあるのである。
 そんな私から見ても、この作品での窓ふき作業および窓ふき会社の業態、
人間関係などの描写は完璧にリアルだ。

 作者はかつて「明研」にいたのかしら?

青空のルーレット (光文社文庫)

青空のルーレット (光文社文庫)