ふと思い立って会社帰りに川崎で「亡国のイージス」をみる。
原作小説を読み終えたばかりだし、それが面白かったものだから、どんな映画に
なっているのか確認したかったのだ。

 で、見終わった。

 この映画、原作を読んでないとストーリーが把握できないんではないか?
矢継ぎ早に小説にあったシーンを並べてはいるんだけど、それらの関連性を物語る
要素が少なすぎる。

 が、面白いシーンも幾つかはあった。

その1.水中接吻を行う味方工作員と敵方女性工作員
    ※小説ではそれなりに必然性のあるシーンなのだが、映画版ではあまりにも唐突。

その2.毒ガスの入った密閉容器をダイビングキャッチし、そのまま甲板に頭をぶつけて昇天
    する士官。

その3.偵察衛星に向けて、甲板上に横たわって手旗信号を送る真田広之のコミカルな動作。
    その手旗信号をいち早く発見できてしまう、異常に視力の良い総理大臣。

 などなど。