長野県大鹿村1

遅めの夏休みということで、以前取材で訪れたことのある長野県大鹿村に行く
ことにする。


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三鷹での朝食後、中央道調布IC〜松川ICを3時間弱で走り、更に県道59号〜22号で東進しつつ高度を上げる。
ここはカーブが連続する山道であり、更にダンプがひっきりなしに下ってくるので大変こわい、などと怯えつつダム湖である小渋湖を右手に見ながら快走し、大鹿村役場の交差点で国道152号(秋葉街道)に入って北上。
10分ほど走ったところで、今回のベースキャンプとなる「山村生活体験館たかやす」に到着したのであった。

「たかやす」はいわゆるグリーン・ツーリズム宿の先駆的存在であり、視察や取材を受けることも多い宿なんだけど、だからといって特別なサービスが用意されているワケではなく、あくまでも自由気儘に楽しめる「場」を提供することに徹している。
朝晩の食事も準備するけど、宿泊者が自炊しても全然構わない。その際には畑で栽培されている野菜類を勝手に収穫して利用できるし、冷蔵庫に入っている漬物なども勝手に出して食べる。またビールやお酒の勘定も非常に曖昧である。

  
妻が何を喰っているかというと… 


その辺でとれたヤマモモです

  
火を起こして…


お湯を沸かして茶をいれます


これらはオーナー伊東和美さんの、良い意味での「好い加減」な性格によるものだが、こうした考え方は施設の造りにも現れている。
上の写真群は自由に使える炊事場兼居間(というのか?)なのだが、広めの屋根があるだけで、基本的にはオープンスペース。
ここに、ガス台や流し、冷蔵庫や炊飯器などが配置されている。もし台風なんかが来たら、家電製品が雨ざらしになるんではないか?とも思うのだが、伊東さんはあまり気にしてない様子だ。

   

  


(炊事場奥は河岸に面しており、下方に鹿塩川が眺められる)