生物学者・向井貴彦氏のブログからバス問題に関して。

そもそも、琵琶湖に関しては、琵琶湖総合開発でヨシ帯を破壊し、漁業的にもさまざまな魚種の移植放流を繰り返してきたのは事実である。しかし、そうした行為を反省し、ヨシ帯の再生や、琵琶湖固有の魚種の漁業を続けたいとすることが、そんなにおかしいだろうか? バス擁護論者は、すぐに「さんざん琵琶湖の環境を破壊しておいて今更ブラックバスを悪者にするな」と主張するが、古い価値観のもとに行った行為の埋め合わせをしようとしているのを、なぜ認められないのか? 琵琶湖を再生させたいと願い、さまざまな対策を取ろうとする一環の中に外来種対策もあるのではないのか?

この中の、

古い価値観のもとに行った行為の埋め合わせをしようとしているのを、なぜ認められないのか?

まさに至言。擁護論者の主張の一角は、これだけで十分に突き崩されると思う。