避妊手術を受けたオビ(♀)には、抜糸前の手術跡を舐めないようにエリザベスカラーが装着されていたが、2〜3日でこれを外すようになってしまった。首周りにけっこうタイトに装着していたにもかかわらず、どういうわけか外してしまう。カラーの開口部直径は5センチ程度にすぎず、頭はそれよりかなり大きい。普通に考えれば切断しない限り外すことはできないと思うんだが、外されたカラーはドーナツ型のまま。猫には空間をねじ曲げる能力でもあるんでしょうか。SFだ。


で、カラーを外すと手術跡を舐めてしまうので、次の策を講じねば。という訳で妻と二人で作ったのが、以下の猫用ジャケットである。

要するに布で魚の開きのようなものを作り、そこに前足後足の入る穴を開ける。そして、背中側をヒモで縛るような感じ。
たまたま素材となった布がカーキ色だったので、なんというか拘束衣のようになってしまった。

これを着せると猫は腰が抜けた状態となり、いつもの機敏な動作は不可能となる。歩く様子はよちよち歩きの猫ロボットといった感じ。

不自由な状態が続くが、抜糸までなんとか頑張って欲しいのである。