竜田揚げを作る

休日なので思い立って料理を作る。
鶏の竜田揚げの作り方を習ったのは、確か中学生の頃だったと思う。親の料理の中でも大好きなメニューだったので、自分でも作りたくなったんだろう。
調理は非常に簡単。薄切りにした鶏ムネ肉を醤油+酒に漬け、片栗粉をつけて揚げるだけである。揚げすぎない限り失敗することもない。

で、いつもは揚がったものをそのまま食べるだけなのだが、今回は銀餡をかけることにした。
というのも、こないだ作った番組が料理主体の内容で、ゲストの先生が似たような手法を使っていたので。

カツオだしをとり、醤油+みりん+水溶き片栗粉でとろみをつけて一煮立ちさせる。で、これを器にしいて、竜田揚げを並べて周囲に小さな麩を散らす。これだけで家庭の総菜がきちんとした料理屋さん風になるので大変お得だ。

食べてみると、うん、銀餡があった方がおいしい。竜田揚げオンリーだと少しパサパサした感じなのだが、それがカツオ風味の餡と絡むことでいい感じに落ち着く。しかも竜田揚げのパリパリした食感も生きている。我ながら予想以上にうまくいったな。

2〜3個、片栗粉にアオノリを混ぜたものも作ってみたのだが、こちらは更においしい。2〜3個といわずに半分くらいはアオノリバージョンで作ればよかったかな。