デジカメ戻る

 デジカメが直った、という知らせがあったので、修理出ししていた店に引き取りに行く。

私のデジカメはDSC-U60 というモデルで、非常に使い勝手のよいカメラだ。


素数は200万と、今のレベルからすれば少ない部類に入るんだが、別にデジカメにスバラシイ画質を求めてる訳でもないので、これで充分。レンズもズーム機能の無い広角単焦点という割り切りの良さ。そしてなによりも、1.5mまでなら水中でも撮影可能なのが嬉しい。世のデジカメには機能過多で脆弱なものが多いように思うのだが、このカメラは「ひたすら単純/ひたすら頑丈」という方向に特化しているんですな。


と、たいへん気に入っていたこのデジカメなのだが、「撮影モードにしても液晶画面になんも写らない」という症状に陥ってしまった。けっこう手荒に扱ってたし、防水パッキンもへたってきてたし、そのせいかな?などと思いつつ修理に出したわけですよ。

さて、お店のカウンターでカメラとともに渡された修理記録を見ると、「今回の故障原因となった部品で品質のばらつきの可能性が見込まれることが判明したため、無償で修理とさせていただきました。」とある。

そうか、私が手荒に扱ったせいで壊れたのではなく、そもそも製造段階で不備があったのだな。タダで修理できて良かった!と一瞬喜んだものの、そもそも製造段階での不備がなければ、こうして修理出しする手間も無かった訳なのだな。なんか似たような経験あるなあ、そうそう、ibook不調の際も同様にリコール対象製品だったんだ。こういうのって多いのかな?


 それはそうと、引き取った後に予備バッテリーを買おうとレジに並んだのだが、私のすぐ前の爺様、待たされるのが嫌な性格なのか、「もう一個レジ開けろよ!客が並んでるの見えないのかよ!」と大声で吠えておられました。並んでるって言っても2〜3人だし、少しくらい待ってもいいんでないの?店員さん怖がってるし。


 爺様が買ってたのは35mmポジ用のホルダーであった。
 なんというか、こういう「年配で写真を趣味としている男性」って、幼児性の抜けてない人が多いように思う。もちろん立派な人もいるんだろうけど。


 そういえばずっと前、学生時代にアマチュア対象のモデル撮影会でバイトをしたことがあるのだが、その時もひどい中高年がいたな。その撮影会は某遊園地で開催されたもので、プロのカメラマンのアドバイスを受けながら皆さんが女性モデルを撮影する、といった感じだった。この手の撮影会の常として、いわゆる「カメラオタク」みたいな若者たちも参加してたんだけど、彼等はそんなにマナー悪くなかった。モデルさんに視線をもらうための声かけも礼儀正しかったのだ。


 しかし中高年(の一部)は、「こっち向けよ!」とか「そっちばっか向くなよ!」など、思わず「お前は何様だ?」と言いたくなるような不作法さだった。私はレフ板持ちをしてたのだが、私に対しても「お前、もっと当てろよ!」とか「レフ入っちゃうだろ!引けよ!」などなど、言いたい放題。ま、これは私にも原因あるんだろうけど、それにしてもなあ。


 こういう人々は怒鳴る以外にコミュニケーションの手段を知らないのかね?それとも、立場が下の者にはどんな無礼をはたらいても構わないと思ってるのかな?不思議不思議。