長岡市

長岡市には震災前にも訪れたことがあります。


当時から既にJR長岡駅を中心とした旧市街区の凋落は目に見えていましたが、
今回改めて町をうろつくと、それが前より進行しているように感じました。


駅の半径100m以内は、ビジネスホテルや居酒屋などがあって、ある程度の賑わいが
あるのですが、徒歩範囲を超えた瞬間に、まるで境界線でもあるかのように賑わいが消滅し、
いわゆる「シャッター通り」の様相を呈する。コアはあるけど周辺はなく、大空白地帯があった
上で…そして信濃川以西の区域では、バイパスや国道沿いに大型店舗が軒を連ね、そこそこの活況を
見せている。で、その風景は日本全国どこでも見られるような風景です。


そんな中、JR長岡駅前の、一等地と言える場所に古式ゆかしい旅館がありました。
多分、景気が上向きであったら、早々にビジネスホテルに置き換わっていた旅館でしょう。
絶滅危惧種を見るような感じでした。