靄に覆われていたので、慌ててカメラを持って湖畔に向かう。
道端でアカハライモリ(ニホンイモリ)を見つける。寒さのせいか動きが緩慢。冬眠場所を探していたのか。
宿で朝食をとった後、鹿島槍スキー場まで車で送ってもらい、小熊山トレッキングを始める。
これは木崎湖畔まで歩く9kmほどのコースで、高低差もそんなに無い。
http://www.city.omachi.nagano.jp/kbn/00149101/00149101.html
ここを歩いた後に、以前取材で訪れた「越荒沢堰」に向かうのが今日のプランなのだ。
歩き出してすぐに、鹿島槍の二つの峰が見える。紅葉もいい感じ。
しばらく行くと、鹿島槍がキレイに見えるポイントで、セルフポートレート(というのか?)を一生懸命に撮っている人が居た。
鹿島槍がうまく入るように構図を決め、その中にセッティングした椅子に座るようだ。とても真剣そうなので声もかけられなかった。
道々、いろんなキノコを妻が見つける。妻はキノコ好きなので、すべて名前を知っている。私は知らない。
これは野生のリンドウらしい。園芸種を見たことがあったので、なんとなく分かった。
紅葉を見つつ山道を行くと…
サルが道路でくつろいでいました。このコースは道路と山道が交互に現れる。
そして、何故か二つに割れて久しい感じの樹木が。落雷?凍裂?
木崎湖を見下ろすビューポイント。ここは車で来られる場所。
コース本丸の小熊山山頂は樹林の中で展望は無し。ここで弁当を食べた後は、ひたすら下り。
途中から西側にルートを変えて「越荒沢堰」方面に下山する予定だったのだが、その道は灌木が生い茂り、踏み跡も定かでない状態だったので、本日「越荒沢堰」にゆくのは諦める。2.5万図は、この「諦める」判断をする際のみに役立った。
木崎湖はブラックバス釣りで繁盛してる模様。古い自販機にルアーがたくさん展示してあります。
信濃大町駅前には昔は小さなオリがあり、そこにカモが居たような気がするが、今では跡形もナシ。
酒屋で地酒を買い込んだ我々は再び大糸線で簗場に戻り、湖畔にて晩酌するのでした。少年時代の私が、こんなに飲んべえになった自分を見たら、どう思うんでしょうね。
月も出てきました。
こうして簗場の二泊目の夜は更けた。事前の計画では簗場でもう一泊するつもりだったが、すでに簗場の確認を終えた私には、ここに居続ける意味はない。というわけで予定を変更した。
明日は朝の列車で信濃大町に行き、そこでレンタカーを借りて「越荒沢堰」へ。そして大町ダムの更に奥にある高瀬渓谷の温泉宿に向かう。
公共交通機関のみで移動する予定だったけど、バス等はことごとくタイミングが合わないのでやむなくレンタカーを使うことに。
もっと時間に余裕があればバスをゆっくり待ってもいいのだけど。