■12月18日(土)
 塗装をおえたパーツを正式に組むのだが、これにはクサビを使う。しかし榛名でポンタ氏に作ってもらったクサビは、実は短かったのだ(私の発注間違い)。せっかく硬い黒檀から削りだしてもらったのに申し訳ないが、新たなクサビを作る。巾2cm/厚さ5mm/長さ90cmのチーク材の端をサンダーで尖らせ、長さ5cmの所で切断する×8回。

 このクサビを、ホゾの真中に入れた切り込みに打ち込んでゆく。このとき普通は接着剤も併用するらしいのだが、そうすると後で分解できなくなるので、シリコンコーキングで隙間を埋めることにした。本当は、きちんと寸法が出ていればホゾに隙間など生じないのだが、素人工作なので精度が低いのだ。

 しかし、今回の作業中に何度も感じたのは、購入した木材の寸法精度の低さだ。厚さや長さに誤差が多いし、角材であっても直角が出ていない。なので、正確な工具で加工しても、パーツごとの誤差が最終的に合成されてしまい、ピタリと合う筈のモノが合わない。suwaminoが言うには、日本の製材業者は伝統的にテキトーでいいかげんな木材を出荷してきており、エンドユーザーが上手く調整して使う必要があるんだと。う〜ん。

 組んだ後は、懸案だった屋根部分の加工を始める。ここにも「ミゾ彫って板はめ」方式を使う。

 屋根を取り外し式にしたのだが、そのせいで角材が上部に沢山かさなる感じになってしまった。トップヘビーで軽快さに欠けるデザインだな。まあしょうがない。