妻はアレルギーのため、牛乳やすべての乳製品を食べられない。チーズてんこ盛りのピザなんてもってのほかなのだ。しかし、アレルギーと判明するまでは普通に食べていたわけで、これは最初からチーズの味を知らないよりもつらい。
そこで妻は山羊や羊のチーズを入手することになった。牛乳のチーズと違って国内での生産がほとんど無く、輸入チーズ専門店で買うしかないので値は張るがしょうがない。
購入当初はそのまま食っていたのだが、せっかくなのでピザを作ることになった。
で、生地。これも市販の物は牛乳由来の原料が含まれているので、粉から自作する。全粒粉と強力粉を5:5で調合し、イーストを加え発酵させる。
トマトソース、スライスした山羊チーズ、バジル、アンチョビを乗せて焼く。
出来上がり。妻はこういうモノが食いたかったのだ。実にうまい。
二回目は、違う種類のチーズで。この回ではアンチョビを乗せなかったので、チーズ単体の味が良くわかる感じ。
最後は、おろし金で削ったチーズを全面に振ったもの。見た目は悪いが味はよい。
今回我々はパリパリとした食感の生地を作ろうとしたのだが、焼きあがった生地は「薄いパン」といった感じであった(だからマズイ!というワケではない)。もちろん縁の部分は焼けてパリパリなんだけど。
どうもこれは、厚さの問題もあるけど発酵時間にも問題があるみたい。強力粉だけに比べると、全粒粉が半分入った調合は発酵しにくいのかも知れない。