という訳で瓶詰め二次醗酵開始から10日目で、試験的に一本飲んでみることにする。

開栓してグラスに注ぐと…なかなか良い感じではないですか。

泡立ちはメーカー品のようにはいきませんが。


で、飲んでみての感想は、

・炭酸感はこんなもんで充分だろう
・苦味もこんなもんだろう
・若干、酸味が強い感じ
・全体としてまとまりに欠ける感じ


手放しで「うまい!」とは言えない状態なんだが、「自家製ビールFAQリスト」には、

待ちきれなかったら、瓶詰めから1週間後に試飲してみるのもいいでしょう。この時のビールはまだ若く、酸っぱかったり、苦味が強かったり、えぐみがあったりして、あまりおいしく感じられないかもしれません。しかし2〜3週間たつと、そういう不快な味が驚くほど消えておいしくなってきます。瓶詰めから1か月が飲みごろの目安ですが、それからもゆっくり熟成していきます。小さめの瓶に瓶詰めしておいて、ときどき試飲するといいかもしれません。

味だけでなく、熟成によって泡もクリーミーになり、泡持ちがよくなります。発酵しにくい成分がゆっくり発酵するため、炭酸が強くなることもあります。

とか、

1か月、できればそれ以上熟成させると、酸味がほとんどなくなる(感じなくなる)ことが多いのです。「急いで捨てなくてよかった」という報告はいくつもあります。

また、「酸っぱくなったんじゃないか」と心配しながら味わうと、本当に酸っぱく感じがちです。それもそのはずで、ビールはもともと酸性の飲み物なのです。普通のビールの pH は 4.0〜4.5、これはプレーンヨーグルトとほぼ同じです。ベルギーやドイツには乳酸発酵を併用したビールもありますし、イギリスでは昔、ビールを酸っぱくなるまで預かる商売さえありました。多少酸っぱく思えるビールができても、それがビール自体の味と思えばいいじゃないですか。

といった記述があるので、まあしばらくは熟成を期待しつつ放置しよう。